
工場のライン上では、Sidel SBO 8 Series 2を用いたPETストレッチブロー成形機において、プリフォームを均一に加熱するスペースがありません。加熱トンネルの動作が停止すると、軸方向のひび割れや壁厚のばらつきが発生し、不良品の数も増えてしまいます。また、ヒーターも早く故障してしまい、計画外の停止を招くことになります。
実際に重要なのは何か
SBO 8 Series 2の赤外線ランプは、マシンの出力や形状に合わせて設計されている短波長のクォーツ赤外線エミッターを使用しています。各ランプはOEMの出力曲線に合わせて調整されているため、ランプの出力がプリフォームの表面温度に合致します。これにより、加熱ゾーン全体で再現性の高い、急速な温度上昇が実現されます。
その結果、プリフォームの首元から底部までの熱の伝達が予測可能になり、結晶化や配向の制御も容易になります。
なぜこの構成が有効なのか
このランプを使用することで、SBO 8 Series 2は安定した熱場を維持できるため、プリフォームがストレッチ処理を受ける前に均一に加熱されます。そのため、機種変更後のサイクル回復が速くなり、壁厚のばらつきも少なくなり、熱応力による不良品も減少します。
また、ランプが所定の温度に迅速に到達し、そこを維持できるため、エネルギー消費も削減されます。交換間隔も長くなり、部品の消耗も減少し、計画外の停止も少なくなります。
設置時に注意すべき点
設置自体は簡単ですが、ランプがR7sホルダーにしっかりと固定され、反射板と正確に対称になっていることが重要です。そうでないと、熱の集中が起こります。また、ランプを清潔に保つ必要があります。ほこりや油があると、熱の分布が乱れます。
交換する前には、マシンの仕様に合った電圧とワット数を必ず確認し、起動後には迅速に温度プロファイルを確認して、加熱曲線が適切であるかを確認しましょう。